ケイ・オプティコムは2月16日、宅内の回線終端装置からPCまでの通信で最大1Gbps(ベストエフォート型)を実現する高速インターネット接続試験サービスを実施すると発表した。モニターの募集は同日から、試験サービスは4月1日から6月15日の期間で実施される予定。
今回行われる試験サービスは、IEEE802.3ah準拠のGE-PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)技術を用いたもの。上り下りで最大1Gbpsの通信速度を実現している。従来展開されているサービスは、最大速度1Gbpsを宅内回線終端装置まで実現しており、終端装置以降の最大速度は100Mbpsとなっていた。
試験サービス区域は神戸市須磨区の一部とし、そのエリア内で同社が提供するFTTHサービス「eoホームファイバー」の加入者を対象に100名のモニター募集が行われる。そのほか、同社運営の「opti c@fe(オプティ・カフェ)」 や一部の家電量販店でも同期間に体験が可能だ。
同社は今後、今回の実証試験で技術検証を行ったうえで、早期のサービス化を目指すという。
1Gbpsの回線をGE-PONで分岐利用し、宅内の終端装置までの回線で最大1Gbpsをうたうサービスとしては、KDDIの光プラスホーム、ソフトバンクBBとヤフーの展開するYahoo! BB 光などがある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」