KDDIは12月14日、法人向けの携帯電話ソリューションとして「ビジネス便利パック」の提供を2005年3月から開始すると発表した。
「ビジネス便利パック」は、業務利用する携帯電話の管理を一括して行えるソリューションだ。あらかじめメンバー登録した携帯電話端末に対して、管理者がパソコンから内部データの操作などを行うことができる。
提供される機能は4種類。情報漏えいの防止に利用できるのは、端末紛失時などにアドレス帳などのデータを削除する「ローカルデータ削除機能」だ。操作性を向上させる機能として、アプリケーションやURLなどをアイコン化してランチャ登録しておく「ランチャメニュー管理機能」。連絡のための機能は、パソコンからメッセージを携帯電話にセンタープッシュで直送し、開封確認ができる「緊急連絡機能」と、登録メンバーのステータスを把握し、番号入力なしで簡易に通話できる「携帯電話でのメンバー情報参照機能及び簡易通話機能」がある。
各機能は、サービス利用にあたって対象端末をパソコンから登録し、携帯電話側に届くメールの指示に従って専用アプリケーションをインストールすることで利用できるようになる。
利用料金は、初期費用として1契約あたり1050円が必要になるほか、月額基本料金が525円。さらにPC追加IDが1IDごとに525円、携帯電話端末の利用料金が1台あたり105円必要になる。緊急連絡機能で利用するセンタープッシュは、1回ごとに従量課金で2.1円が別途必要となる。100台以上の大口契約については、契約台数ごとに割引が用意され、最大で50%の割引(2000台以上の場合)となる。
このほか、携帯電話の業務利用に役立つサービスとして「GPS MAP」「ビジネスランチャ」が提供される。「GPS MAP」では「GPS MAPタイプ1」と「GPS MAPタイプ2」において、「ビジネス便利パック」と同等の機能が利用できるよう拡充する。また「ビジネスランチャ」は、EZアプリ対応端末向けの、ビジネスに便利なサイトにワンクリックで接続できる環境を提供する待ち受けアプリケーションで、無料で利用できる。このアプリケーションは12月17日からダウンロードが可能になる予定だ。
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