韓国製の携帯電話は万能だ。
Samsungが1メガピクセルのデジタルカメラにデュアルカラー画面、さらには1.5Gバイトの1インチハードディスクを搭載した携帯電話を発表した。同製品を使って、MP3ファイルの再生や写真の表示、ビデオ撮影を行うことも可能だ。
Samsungの広報担当は、「ハードディスクを搭載した携帯電話はわれわれの技術力を証明するものだ」と語り、「近い将来」これを国際市場に投入する予定だと述べた。
この内蔵ハードディスクにはCornice製のものが採用された。Corniceのマーケティング担当バイスプレジデントDavid Fellerによると、他社も来年にかけて、ハードディスクを搭載した携帯電話を発表する予定だという。
一方、Advanced Micro Devices(AMD)と富士通によるフラッシュメモリのジョイントベンチャーSpansionの(CEO)Bertrand Cambouによると、他のメーカーはズームレンズを搭載した携帯電話を製造し始めているという。Cambouはソウルで発売中の700ドルの電話機を片手に、ズームレンズが対象に合わせて伸縮するのを見せた。
同氏は、間もなくフラッシュ撮影が可能な携帯電話も発売されると付け加えた。
ハードディスク搭載型の携帯電話はまだ発売されておらず、望遠レンズを備えた携帯電話は現在のところ韓国国内だけで販売されている。しかし、両製品とも今後の世界市場の流れを示すものであることには違いない。携帯電話の新機能は、まず韓国と日本でテストされ、その後ほかの国々に展開される場合が多い。
たとえば、来年はSamsung、LG Electronics、サンヨーなどが衛星テレビ放送を受信できる携帯電話を発売する予定だ。これが発売されれば、外出先からもさまざまな番組を比較的低コストで視聴できるようになるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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