KDDIは10月5日、au携帯電話を利用したエリア内通話サービスOFFICE WISEにおいて、OFFICE WISE装置をKDDIのビル内に設置する局内設置型を開始することを発表した。従来の宅内設置型と違い、顧客側の設置スペースが不要になるうえ、OFFICE WISE装置用の電力負担も軽減できる。基本月額料金は、1回線当たり945円(税込み)。エリア内なら基本料金だけで通話可能。局内設置型の提供開始は2005年4月の予定。
OFFICE WISEを利用すると、通常の内線電話をau携帯電話に置き換えられる。「席を外していても確実に連絡が取れるなど、業務が効率化する。さらに、面倒な配線が不要なため、レイアウト変更時などの作業効率向上や工事費削減も図れる」(同社)。エリア内通話の通話料金については、月額945円の定額料金で済むので、業務用に携帯電話を使用する場合に比べ通信コストを削減できる。
宅内設置型は1事業所あたり1000台以上の顧客を想定していたが、局内設置型は1事業所当たり300台程度からという比較的小さな規模の事業所でも導入可能となる。
当初、KDDIはKDDI大手町ビル(東京都千代田区)にOFFICE WISE装置用を設置し、同ビルから半径約5km以内の地域に局内設置型サービスを提供する。
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