システム・ケイ、携帯向け音楽認識サービスの実証実験に成功

ニューズフロント2004年04月02日 16時25分

 システム・ケイは3月31日、試験運用していた携帯電話機向けの音楽認識サービスShazamについて、モニターによる評価をまとめた調査結果を発表した。それによると、80%のモニターが「期待以上」または「期待通り」と答えたという。

 Shazamは、流れている音楽の音を携帯電話機を介して認識システムに送信すると、曲名や歌手の名前がわかるというサービス。英Shazam Entertainmentの開発した“音声フィンガープリント技術”を使い、システム・ケイが国内の携帯電話向けサービスとして実用化した。現在検索できるのは英米のポップス180万曲に限られるが、「将来は邦楽にも対応する」(同社)。

 同社は1000人のモニターに同サービスを2003年12月から3カ月間利用してもらい、実用性などを検証した。主な調査結果は以下の通り。

  • 80%が認識サービスに料金を払ってもよいと回答

  • 認識結果を受け取る手段については、87%が(携帯電話用サイト閲覧ではなく)電子メール方式を選択

  • 一部の認識結果に着信メロディへのリンクを掲載して購入率を調査した結果、「本格的に展開した場合、かなり高い購入率を見込める」(同社」

 今後同社とShazam Entertainmentは、同サービスを携帯電話会社、メディア、携帯電話コンテンツプロバイダに提供して行く方向で事業化を推進するとしている。

システム・ケイのプレスリリース

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