日本テレコムホールディングス(日本テレコムHD)とリップルウッド・ホールディングス(リップルウッドHD)は8月21日、日本テレコムHDの100%子会社日本テレコムの売却に関して、両社が合意に達したと発表した。
日本テレコムを、日本への投資を専門に行うリップルウッドHDのファンド、RHJインダストリアル・パートナーズの関連会社に売却する。
リップルウッドHDが日本テレコムHDに支払う金額は2613億円。内訳は現金2288億円と、償還型優先株式325億円。現金は日本テレコムHDの連結負債の削減に充てる。この契約は、2003年の第4四半期(10月〜12月)の最終合意書締結を経て成立する見通し。
日本テレコムは日本テレコムHD傘下で固定通信事業を手掛け、国際電話サービスの提供や、ADSLや光回線の敷設、回線を通じた音声・データ通信サービスの提供などを行ってきた。
今回の売却以降、日本テレコムHDの子会社の傘下には移動体通信事業に特化した企業が残る。携帯電話サービス大手のJ-フォン、携帯電話の情報処理システム開発を手掛けるジャパン・システム・ソリューション、および携帯電話の代理店事業を手掛けるテレコム・エクスプレスの3社である。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス