ネットマークスは9月22日、コニカミノルタグループ企業とその持株会社コニカミノルタホールディングスに対し、IP電話システムの構築を行うと発表した。すでに東京本社と関西本社に約1200台のIP電話機を導入し、稼動を始めている。
同システムは企業内IPセントレックスと呼ばれる方式を採用し、コニカミノルタホールディングスとグループ企業内の音声通信をIPネットワークインフラに統合する。通話をIPインフラ経由で送受信するので、効率的な通信が可能になるという。ネットワークと電話の配線をIPネットワークに集約することで電話関係の再配線工事、再設定が不要となり、組織変更やレイアウト変更に関する運用コストの削減も期待できる。「システムをセンター側から一元管理することで、今後各拠点へのPBX導入が不要となる」(ネットマークス)
導入するIP電話システムは、シスコシステムズのIP電話システムと、三洋マルチメディア鳥取のIP電話機IPP-3200を使う。さらにネットマークスのIP電話監視システムI-MGS200と、細分化した課金や課金情報の一括集中管理が可能な課金システムI-ACS100を使用する。
コニカミノルタグループは他拠点への導入も準備しており、事業所再編やPBX老朽化に伴うリプレース時にIP電話への移行を段階的に行う。ユニファイドメッセージングシステムの導入や、海外出張先や従業員の自宅でも内線電話を使用可能とする運用も検討している。
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