日本ユニシスは6月19日、同社が2月より日本航空と共同で実施していた無線ICタグ適用実証実験に関して、第1段階が完了したことを発表した。
同実験は、国際航空貨物業務におけるICタグ活用の可能性を検証するもの。第1段階では、JAL成田貨物支店内で無線ICタグを貨物に貼付し、フォークリフトによる貨物の自動位置認識を行うなど、倉庫内の貨物管理に焦点を当てた検証を行った。
これにより、期待すべき効果が認められたことから、両社は実証実験の第2段階に入るという。第2段階では、貨物搭載用具管理やフォークリフトの動態管理など、貨物倉庫内における実業務への適用可能性を検証する予定。
なお日本ユニシスは昨年より、ビジネス環境におけるユビキタス関連技術の検証を行っている。また日本航空では、国際航空貨物業務におけるサービス品質と、業務効率の向上を目指す狙いで、無線ICタグの実証実験に取り組んでいる。
両社は、無線ICタグを利用して、あらゆる“モノ”に情報を持たせることで、ネットワークを通じた情報収集、業務プロセスの改善、商品/機器の個品管理などが可能になるとしている。
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