東芝は12月6日、インド市場に向け、液晶テレビ5シリーズ10モデルを12月下旬から順次投入すると発表した。新興国専用モデル「Power TV」シリーズを販売し、シェア拡大を目指す。
Power TVシリーズは、スタンダードの「PB1」、エコモードとLEDバックライトを搭載した「PS1」、LEDバックライトとバッテリを搭載した「PC1」の3シリーズを用意。全機種にテレビ放送などで使われる帯域の高周波の電気信号を増幅させるRFブースタを内蔵することで、弱電界地域が多いとされる新興国市場でも見やすい環境を提供するとしている。
このほか、「CELL レグザ」のコンセプトを受け継いだ最上位モデル「55ZL800」、北欧のデザイナーJacob Jensen氏とのコラボレーションモデル「WL700」シリーズなども発売される。
東芝では、インドの液晶テレビ市場規模を、2009年度の150万台から2013年度には1200万台まで拡大すると予測しており、2013年度にインド国内の液晶テレビ市場でシェア10%を目指す方針。製品投入とともに、インドにおける販売店舗を2011年度末までに4000店舗に拡大するとしている。
同社では「新興国を中心に、各地域の特性に配慮した商品と映像技術力を結集した高付加価値商品を展開していく」としており、11月にはASEAN地域における映像事業戦略を発表している。
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