英国のプライバシー監視機関Information Commissioner's Office(ICO)は、Googleが「Street View」撮影車両によってセキュリティ対策の不十分なWi-Fiネットワークからデータを収集した行為について、同国のデータ保護法に違反していると認定した。
ICOは英国時間11月3日に声明を発表し、「Google Street View撮影車両が、英国でのWi-Fiマッピング行為の一環としてペイロードデータを収集した際に、重大なデータ保護法違反があった」と述べた。
1998年に制定された英国のデータ保護法は、同国での個人情報の保護に関連する方針を定めたもので、ICOが同法の施行を監視している。
声明の中で、ICOの長である情報コミッショナーのChristopher Graham氏は、Googleによるデータ収集は「公正でも合法でもない」との見解を示している。
今回の認定を受けて、ICOはGoogleの現地法人に対し、今後はデータ保護関連法に違反することがないよう、仮に違反した場合には同社が「法の施行に直面する」という趣旨の「誓約書に署名する」よう求めたという。
今回の情報収集の件でGoogleに罰金が科されることはないと、ICOでは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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