Twitterの新「登録商標の利用ガイドライン」、物議を醸す

 Twitterが米国時間10月28日、ロゴとボタン、ウィジェットを改訂するとともに、「Guidelines for Use of the Twitter Trademarks(Twitter登録商標の利用ガイドライン)」を刷新した。

 新ガイドラインには「『Tweet』という言葉を利用する場合は、これがTwitterのものであることを明示すること」「アプリケーションがTwitterプラットフォームとの使用専用に開発された場合にのみ『Tweet』を名称に利用できる」とする条項などが追加され、物議を醸している。

 TechCrunchはこの影響でTweetDeckが改名を余儀無くされると指摘する。

 またBusiness Insiderの編集長Henry Blodget氏が執筆した記事では、「Xerox」「Kleenex」「Google」などの言葉はまず企業によって創り出され、後に一般的な名詞や動詞として利用されるようになったが、Twitterは元から存在した英単語を利用し、今度はこれを会社資産にしようとしていると指摘している。

 一方で、Twitterなどのスタートアップに投資するChris Sacca氏はTwitterで「Facebookも、facebookという言葉を創り出したわけではない。特許はタイミングがものを言うが、商標は明確さを確保するためのものだ」「Googleも『Google』という言葉が広く使われて喜んでいるだろうが、混乱するような使い方は歓迎しないだろう」とTwitter擁護の姿勢を見せている。

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