総務省は、2009年度における電話通信網のトラフィック状況を発表した。
調査は、固定電話系28社、移動電話系27社、IP電話系38社の事業者の協力をもとに実施。2009年4月1日から2010年3月31日までの、固定電話、携帯電話・PHS、IP電話などの電話網の通信回数や通信時間などのトラフィックを集計した。
まとめによると、国内通信回数は、全体で1121億4000万回と前年度比で2.2%減少。また、総通信時間も41億6000万時間と同1.1%減となった。
一方、回線種別では、固定電話発信が前年度比10.3%減の432億3000万回。対して、IP電話は同15.6%増の99億2000万回、携帯電話が同2.3%増の567億回だった。
また、通信回数の回線種別比率では、移動系発信が52.2%と過半数を上回った。その他は、固定系発信が38.9%、IP電話が8.9%と、固定系が占める割合が引き続き低下した。
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