Googleのロボット自動車7台が、人間の操作なしに合計1000マイル(約1609km)を走行したという。The New York Timesが米国時間10月9日に報じた。人間が時折介入したケースも含めれば、このテスト用自動車は合計で14万マイル(約22万5000km)以上走行しており、そのうち1台はサンフランシスコの「世界で最も曲がりくねった」ロンバード通りを安全に走ったという。
この記事によれば、Googleのロボット自動車には人工知能ソフトウェアが搭載されているという。屋根には回転するセンサがあり、周囲200フィート(約61m)以上の3D地図を作成する。フロントガラスの後ろにはビデオカメラが取り付けられており、ナビゲーションシステムが歩行者や自転車、信号を認識するのを支援する。また、レーダー機器が前方のバンパーに3つ、後方に1つあり、車輪の1つには3D地図上の自身の位置を特定するセンサが取り付けられている。さらに、GPS機器とモーションセンサも装備している。この自動車はこの自動車はGPSシステムにプログラムされた経路を走行し、注意深く運転したり強引に運転したりするよう指示することもできるという。
記事中のエンジニアによれば、ロボット自動車は他の自動車とより接近して走行できるため、道路でより多くの自動車が走行できるようになるだろうという。また、安全に走行できるため、保護部材を減らして軽量化し、燃料消費を減らすこともできるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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