GMOインターネットは9月29日、クリック証券の株式を取得し、連結子会社化することを取締役会で決議したと発表した。
株式取得は10月29日に予定。GMOインターネットはクリック証券の株式561万株を52億7340万円で取得し、取得後の保有株式割合は40.0%となる。株式取得が2010年12月期の連結業績に与える影響については、精査中としている。また、今回の子会社化実行は、公正取引委員会により私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第10条第2項に基づく届出の待機期間が経過することなどが条件となる。
クリック証券は、GMOインターネットが議決権の100%を有するGMOインターネット証券として、2005年10月に設立。2007年、GMOインターネットグループがローン・クレジット事業から完全撤退した際に株式売却している。
今回、ECポイントサービスやソーシャルアプリ、Androidをはじめとするスマートフォン向けアプリマーケット事業など個人向けのサービスの拡充を図るため、連結子会社化を決定した。
GMOインターネットでは、同社が提供するECショップポイント「GMOとくとくポイント」の拡充に向け、クリック証券の顧客に対するポイントを付与するほか、証券口座開設の際のポイントプレゼントなどのキャンペーンの実施を予定。クリック証券の口座数、およびポイント流通量の拡大を見込む。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」