Googleは米国時間9月14日、ユーザーアカウントに不正にアクセスしたとして、同社のエンジニア1名を解雇していたことを認めた。解雇されたのは同社のシアトルオフィスに勤務していたDavid Barksdale氏。Gawkerの記事によると、同氏はGoogleのサービス状態を評価する主要エンジニアとしての地位を利用して、複数の児童の「Gmail」および「Google Voice」アカウントに不正にアクセスしたため、児童の保護者たちから苦情を訴えられ、解雇されたという。
Googleのエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのBill Coughran氏は、声明で次のように述べている。「David BarksdaleはGoogleが定める厳格な社内プライバシーポリシーに違反したために解雇された。われわれはシステムにアクセスする従業員の数を注意深くコントロールし、セキュリティ制御を定期的にアップグレードしている。例えば、セキュリティ制御の有効性を確保するために、ログの監査に費やす時間を大幅に増やしている。とはいえ、これらのシステムを適切に運用するためには、限られた数の人間が常にアクセスする必要がある。そのため、われわれはあらゆる違反を深刻に受け止めている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」