ITパスポート試験にPCでの受験を導入--2011年11月から、国家試験では初

田中好伸(編集部) Emi KAMINO2010年09月14日 20時07分

 経済産業省はこのほど、ITに関する基礎知識を認定する国家試験「ITパスポート試験」をPCによる試験(Computer Based Testing:CBT)方式に変更することを発表した。国家試験でCBTを導入するのは、今回がはじめての試みという。

 ITパスポート試験は、これまで紙を用いた筆記試験で行われていた。試験を実施する立場にある情報処理推進機構では、CBTに必要なシステムの構築や試験会場の確保などの準備が整えば、2011年11月以降はCBTが中心になるとしている。

 CBTは自宅ではなく、指定された試験会場で行われる。CBT導入で、現行は春と秋の年2回のみだった受験機会が、受験者の学習計画に沿って何度でも可能になるという。試験日時は、365日行われるところもあれば、1カ月に1回行われるなど、試験会場の都合によって異なる。試験に必要な費用は変わらないとしている。

 ITパスポート試験は、経済産業省が実施する国家試験「情報処理技術者試験」のうち、ITに関する基礎知識を問う入門レベルの試験で、2009年に創設。2010年度までに延べ25万人が応募したほか、26.6%のIT系企業で採用時の参考資格として活用されているという。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]