米国時間9月1日のAppleのメディアイベントで最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏が「iTunes Store」での楽曲の試聴時間が長くなると発表するものと見られていたが、ついにこれが実現しなかった。Appleが4大レーベルとの契約をとりつけたという憶測も流れていただけに、発表がなかったことを不思議に見る向きも多い。
そんな中、音楽出版社や作曲者を代表する米音楽出版協会(NMPA)が米国時間8月31日にAppleに対して、出版社の許可を得ることなく「iTunes Store」の楽曲の試聴時間を延長することはできないと通達したことが明らかになった。NMPAは、試聴時間の延長にはライセンスが必要との見解を示している。
NMPAのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)のDavid Israelite氏は、この件に関してAppleからの連絡はなく、契約も結んでいないとしているが、「われわれは(試聴時間の延長という)考えに断固反対というわけではない。Appleが望むのであれば、建設的な議論をできるのを楽しみにしている」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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