Hewlett-Packard(HP)とDellが買収を狙うストレージベンダー3PARは米国時間8月24日、Dellは26日までに、HPが3PARに提示した16億ドルを上回る金額を提示する必要があると発表した。
カリフォルニア州フレモントに拠点を置く3PARは米証券取引委員会(SEC)への提出書類の中で、同社が望んでいたわけではないHPによる提案が「『より優れた提案』になる可能性が高い」と述べ、Dellに対し、さらに魅力的な条件を提示する期限はあと3日だと通知したことを明かした。また3PARは提出書類の中で、Dellが3日以内にHPを上回る条件を提示しない場合、3PARはHPとの合併交渉を開始するつもりだと述べている。
「3PARは、望んでいたわけではないHPからの買収提案に関して、HPとの話し合いを迅速に開始するつもりだ。HPの提案をより詳細に評価し、それが『より優れた提案』であることをはっきりさせるために、3PARに関する非公開情報をHPと共有するつもりである」。3PARは提出書類にこのように記している。
この書類は、HPが3PARを合計16億ドル(1株あたり24ドル)の現金で買収するという提案を発表した翌日に提出された。HPの提案は、Dellが3PARに対して1週間前に提示した11億5000万ドル(1株あたり18ドル)という買収金額を上回るものだった。HPの提示額はDellよりも約33%多い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス