ヤフーは8月16日、シリウステクノロジーズを買収することを明らかにした。同日にも過半数の株式を取得する見込み。買収額は非公開。一部株主とは現在交渉中だが、全株取得をめざすとしている。
シリウステクノロジーズは2004年の設立。位置連動型モバイル広告の「AdLocal」をはじめ、位置情報をベースとしたサービスを手がける。以前はモバイル向けSEO事業も展開していたが、2008年にアウンコンサルティングに譲渡している。
買収後、シリウステクノロジーズはヤフーの子会社として事業を継続する。「既存事業のAdLocalだけでなく、スマートフォン向けのジオメディアなどでも連携を検討していく」(ヤフー)。買収に伴い社外取締役は退任するが、それ以外の役員に変更はないとしている。また今回の買収にあわせて、シリウステクノロジーズは同日付けでヤフーのオフィス内に移転した。
2008年に設立した米国子会社については閉鎖する予定。米子会社がすでに契約しているメディアとの取引については継続するが、今後の海外展開については「ヤフーと再プランニングしていく」(シリウステクノロジーズ代表取締役の宮澤弦氏)。
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