発売されてから1週間もたたないうちに「iPhone 4」に対する訴訟が発生した。
訴訟は米国時間6月30日、米国メリーランド地区地方裁判所においてKevin McCaffrey氏とLinda Wrinn氏らを原告として起こされ、AppleとAT&Tは正常動作しないアンテナを搭載する電話を故意に販売したと主張している。「iPhone」を製造するAppleと米国におけるその独占的通信事業者パートナーであるAT&Tは、一般的な過失、設計と製造と組み立てにおける欠陥、保証違反、欺瞞的取引行為、意図的および過失による不実表示、隠ぺい詐欺など、さまざまな違反行為で訴えられている。
今回の集団訴訟は、iPhone 4を特定の持ち方で握ると受信電波が弱くなるという、一部で報告されている問題に関するものである。この問題は、iPhone 4では、多くの人が持つときにちょうど手を添える場所である本体側面の金属バンドにセルラー用アンテナが内蔵されているという、同端末の設計に起因するとされている。しかし、端末に対するソフトウェアアップデートで問題が解決されるかどうかはまだ明らかになっていない。Appleは、これは同様の持ち方をした場合に任意の携帯電話に生じる共通の問題であると主張し、解決策としてゴム製ケースを購入することを推奨している。
同訴訟では、金銭的な損害賠償と、AppleとAT&Tに対する、同様にアンテナに欠陥のあるiPhone 4の販売差し止めを求めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力