Appleは米国時間6月8日、iPad向けRSSリーダー「Pulse News Reader」を「App Store」から削除した。これは、The New York Times Companyからの抗議を受けてのこととみられている。同アプリは7日、World Wide Developers Conference(WWDC)のSteve Jobs氏の基調講演で触れられ、大きな注目を集めていた。
抗議の内容は、The New York Times Companyの無料RSSフィードは無料であるが、Pulseがこのコンテンツを利用してApp Storeを通じ3.99ドルを課金している点であるという。
The New York Times Companyの広報担当であるRobert Christie氏は、「われわれは、利用規約に沿った方法であれば、Pulseと連携する意思があることを明確にしたい」とThe New York Timesに述べ、同社はPulseの開発者らや、そのほかの有料RSSリーダーとの取引に前向きである姿勢を示した。
同アプリケーションが突然App Storeでまた表示されるようになり、複雑な状況になっているが、Christie氏は、これは何かの間違いであると認識し、現在調査中だとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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