HTCは米国時間6月29日、仮想現実(VR)技術に投資するベンチャーキャピタル(VC)28社のコンソーシアム、Virtual Reality Venture Capital Alliance(VRVCA)の設立に協力したことを明らかにした。このファンドは、初期のAppleやGoogleに資金を提供したことで知られるSequoia Capitalを始め、Matrix Partnersや500 Startupsなどを含めた、数多くの有名VCで構成されている。
HTCで中国におけるVR部門の責任者を務めるAlvin Graylin氏は、次のようにコメントした。「これほど名高いVCの数々が、自らにとって最高の利益を追求しようと争うのではなく、新たな産業の未来を推進するためにこの規模で手を携えるのは初めてのことだ」
いまだ黎明期にあるVR業界で、HTCが主要な金銭的支援者になろうとする試みは、これが初めてではない。同社は人気の高いゲーム開発会社Valveと提携して、VRゴーグルとセンサ類を組み合わせたヘッドセット「Vive」を作り、4月(日本では6月)に発売した。また、これとほぼ同時期に、HTCはVRコンテンツの開発資金援助として1億ドルを投じる意向を示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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