朝日新聞社は6月22日、成長を目指しているベンチャー企業を支援し、新しい製品やサービスの実現を目指す「朝日新聞アクセラレータープログラム2016(Asahi Shimbun Accelerator Program 2016)」(ASAP2016)の募集を開始したと発表した。
ASAP2016は、6月20日より参加チームの募集を開始しており、2016年は前期(1st Batch)、後期(2nd Batch)の2回のプログラムを実施。参加チームを2倍に増やすという。また約4カ月にわたり、専門家からのアドバイスや、朝日新聞社のネットワーク、ノウハウを提供するなどして支援する。
参加チームはプログラム期間中、東京・渋谷の朝日新聞社メディアラボ渋谷分室を開発拠点として無料で利用できる。プログラム終了時には、朝日新聞グループとの事業提携や協業などを視野に入れ、数百万~1000万円の出資を行うことも検討している。なお、2015年度の ASAP2015では、3社(パルミー、ReCross、ラントリップ)に出資している。
1st Batchの期間は7~10月、2nd Batchの期間は2016年11月~2017年2月を予定しており、まず1st Batchの募集を実施する。成果となる新しい製品・サービスの発表会(デモデイ)は、一括して2017年2月に行われる。なお、2nd Batchのスケジュール詳細は改めて発表するとしている。
参加するには、専用サイトから申し込む必要がある。製品やサービスのテーマや事業領域は特に限定していない。新規性や実現可能性などの観点から審査して支援チームを決め、7月18日から支援プログラムを開始するとしている。
さらに、同プログラムと並行し、日本への進出を検討している米国シリコンバレーの現地ベンチャー企業を対象にした支援事業「Asahi Shimbun Accelerator Program @ Silicon Valley」も展開する。サービスの日本語対応に必要なリソース提供やアドバイスなどが行われ、プログラム終了時には、ASAPと同様に朝日新聞グループとの事業提携や協業などを視野に入れた出資も検討する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス