サウジアラビアのAlwaleed bin Talal王子がTwitter株式の5%以上(およそ10億ドル相当)を保有していることが、米国時間10月7日に提出された文書によって明らかになった。
Alwaleed王子は現在約3000万株を保有し、同氏が所有する投資会社のKingdom Holding Companyも約500万株を保有している。合わせると、同氏はTwitterにとって第2位の大株主である。Twitter最大の株主は同社共同創設者のEvan Williams氏で、7%近くの株式を保有する。
2011年に3%の株式を取得したAlwaleed王子は、約5000万ドルを投入して保有率を増やした。同氏のこの投資は、2つの理由から注目に値する。まず1つめは、同氏が、Apple、Citigroup、AOL、News Corpなどに投資してきた実績があることだ。2つめは、Alwaleed王子が2015年6月にThe Financial Times(FT)に対し、当時暫定的に最高経営責任者(CEO)を務めていたJack Dorseyの正式CEO指名を支持しないと述べていたからである。
同氏はFTに対して6月、「Jack(Dorsey氏)にはSquareという別の企業があり、そちらにおいてもかなりの配慮とフルタイムの仕事が求められる」と述べていた。
Twitterは5日、Dorsey氏を同社のCEOに正式に指名したことを明らかにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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