クラウドベースのコミュニケーションサービスを手がけるTwilioは米国時間7月29日、シリーズE投資ラウンドで1億3000万ドルを調達したと発表した。これにより、同社の評価額は10億ドルを突破したことになる。
Fidelity InvestmentsとT. Rowe Priceが今回のラウンドを主導し、Altimeter Capital ManagementとArrowpoint Partners、それにAmazon.comとSalesforce Venturesが新規の投資家として加わっている。
Twilioの最高経営責任者(CEO)Jeff Lawson氏は声明の中で、「Amazon.comやSalesforce Venturesなど、クラウド、ソフトウェア、およびサービスとしてのインフラ(IaaS)の分野で真の先駆者である企業と連携できたことを大変喜ばしく思う」と述べ、「当社の顧客が次にどのようなものを作り出してくれるのか、それを見るのを楽しみにしている」と語った。
Twilioでは、新たに調達した資金を利用して、エンタープライズ向けサービスをさらに拡大するほか、2月のAuthy買収で手に入れたセキュリティ技術の実装をさらに進めたい考えだ。
TwilioはAuthyを買収した際に、AuthyのAPIを使って組み込み可能な2要素認証と電話認証システムを開発し、Twilioのクラウドベースのコミュニケーションサービスを搭載するアプリケーション向けに提供する計画を発表していた。さらに5月には、このAPIをアップデートし、ユーザーがプッシュ通知経由でログイン要求を承認できる機能を実現している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス