Googleの最も重要な事業のいくつかを統括する幹部として高い評価を得るSundar Pichai氏が、Googleにおけるさらに多くの中核的製品を統括する立場へと昇格した。同社が米CNETに対してこれを認めた。
Pichai氏は既に、世界中で最も広く使用されるモバイルOSである「Android」、Googleのウェブベースのソフトウェアである「Chrome」、「Gmail」や「Google Docs」を含む一連の同社アプリを統括している。Re/codeの記事によると、今回の再編に伴い、同氏はこれらに加えて、研究、検索、地図、ソーシャルネットワーク「Google+」、広告、インフラを統括する予定だという。
今回の昇格からは、Pichai氏が同社内で出世街道を猛進していること、そして、最高経営責任者(CEO)を務めるLarry Page氏が全社的なビジネス戦略にさらに集中するために経営業務の一部を委譲しようと考えていることがうかがえる。Googleの検索および広告事業は、今でも500億ドルの年間売上高をあげているが、同社の事業が失速しつつあることを懸念する金融アナリストもいる。同社は先週、第3四半期の有料クリック数が前年同期から17%増加したと発表した。2013年は、前年同期比で26%増加していた。
Pichai氏が新しい責務を引き受ける一方で、長年にわたってGoogleに勤務するSusan Wojcicki氏が統括するオンライン動画サービス「YouTube」など、Googleのいくつかの部門は引き続き、Page氏が直接監督する予定だ。Page氏は、事業と運営も管理する予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力