フランスの通信事業者Iliadは現地時間10月13日、声明を発表し、「T-Mobile USの買収計画を取りやめる」ことを明らかにした。これは、米国の通信事業者T-Mobile USとその親会社のDeutsche Telekomが、Iliadによる最新の買収提案を拒否したこと受けたものだ。Iliadは7月、現金150億ドル(1株あたり33ドル)でT-Mobile USの株式56.6%を買い取ることを提案した。Iliadによると、さらにその後、1株あたり36ドル相当(現金と買収によって生じる価値を合計した金額)で株式67%を買い取るという新たな買収案を提示していたという。
今回の発表によって、数カ月にわたったT-Mobile US争奪戦は正式に幕を閉じることとなった。加入者数ベースで米国第4位の通信事業者であるT-Mobile USは、Sprintとの合併に傾いているとみられていたが、Sprintとその親会社のソフトバンクが規制当局からの懸念を受けて買収計画をいったん撤回したため、Iliadに買収のわずかなチャンスが生まれていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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