PayPalの共同創設者であるMax Levchin氏が経営の現場に復帰し、モバイル決済の新興企業Affirmで最高経営責任者(CEO)としての役割を引き受けることになった。
新たに同新興企業を立ち上げたことを1年ほど前に初めて明かしたLevchin氏だが、同氏はこのほど、同社がベンチャーキャピタル企業から4500万ドルを調達したことも明らかにした。
Levchin氏は米国時間6月9日、Bloomberg主催のテクノロジカンファレンスで、自身の立ち上げた新しい企業について語った。その中で同氏は、「私は決済(事業)が大好きだ」と述べ、さらに自身については、根っからの「金融オタク」であるとも付け加えた。
Levchin氏は最近まで、表舞台から離れて投資家として活動していた。PayPalをeBayに売却後は、次なる新興企業Slideを起業したが、そのSlideも2010年に1億8200万ドルでGoogleに売却している。
2年ほど前に設立されたAffirmは、申込者に対しクレジットカードのクレジットラインを販売時に即時提供する。同氏によると、認証処理は顧客の電話番号と生年月日を確認後、「3、4秒程度」で済むという。
きわめて規模が大きく固定化された業界に乗り出すことを決意した理由について、Levchin氏はAffirmの設立を発表して以来、ずっと声を上げてきたテーマを繰り返し述べ、現在の決済事業は再発明が待たれている分野であると説明した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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