BlackBerryが新型スマートフォンの売り上げでわずかに前進を見せたものの、同社の赤字は依然として多くの業界ウォッチャーに驚きと失望を与えた。
カナダのオンタリオ州ウォータールーを拠点とするBlackBerryは現地時間6月28日、同社第1四半期決算(6月1日締め)を発表し、8400万ドル(1株当たり16セント)の赤字を計上した。赤字は、前年同期の5億1800万ドル(1株当たり99セント)から縮小された。一時的項目を除いた赤字は、6700万ドル(1株当たり13セント)だった。売上高は9%増加し、31億ドルだった。
アナリスト予想の平均は、売上高が33億6000万ドル、1株当たりの利益が6セントだった。
「BlackBerry」端末の出荷台数は680万台だった。また、BlackBerryが同社第1四半期に出荷した「BlackBerry 10」端末の台数は控えめな数字で270万台だった。同社は28日の電話会議で、同四半期に出荷されたBlackBerry端末計680万台のうち、40%が前評判の高かった次世代プラットフォーム上で動作する機種であったことを明らかにした。
BlackBerryのスマートフォン出荷台数は同社第4四半期から13%伸びたが、前年同期からは13%減少した。同時期は、初の「BlackBerry 10」端末が発売される前に当たる。今回、「BlackBerry Z10」が3カ月間全体を通して販売された初めての四半期だったことから、新たな業績は重要な意味を持つ。Z10はBlackBerryが投入した初の次世代プラットフォーム向けスマートフォン。BlackBerryは、売上高の内訳を明らかにしなかったが、旧機種のBlackBerryは新興市場において依然として売れている。
また、同社はタブレット端末「PlayBook」を10万台出荷した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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