Marissa Mayer氏が初めて四半期全体を通じて最高経営責任者(CEO)を務めた米Yahooが改善の兆しを見せている。
Yahooが発表した2012年第4四半期の売り上げは13億5000万ドル、非GAAPベースの利益は2億7227万ドル(1株あたり32セント)だった。GAAPベースの1株あたり利益は23セントとなる。アナリストのコンセンサス予想は、韓国からの撤退に伴う費用を差し引くと1株あたり27セントだった。同四半期の売り上げは、前年同期比8.6%減の12億1000万ドルと予測されていた。
予想を上回るこれらの数字は驚くほどではないかもしれないが、Yahooウォッチャーたちは、Mayer氏が新天地でもGoogleにいた時のような魔法を使って手腕を発揮し始めているとの期待をさらに膨らませている。
Yahooが決算発表と併せて出した声明では、Mayer氏の発言が次のように引用されている。
2012年、Yahooは4年ぶりに増収を達成し、売り上げは前年同期比で2%増加した。同四半期中にわれわれが成し遂げた前進は、幹部チームの育成、NBC SportsやCBS Televisionなどとの重要な提携関係の構築、「Yahoo Mail」および「Flickr」による素晴らしいモバイル体験の提供によるものだ。同時に、当社の文化、エネルギー、企業経営において驚異的な社内改革を実現した。
Mayer氏は米国時間1月28日午後に行われた決算報告の電話会見中、同氏が言うところのYahoo社内の士気向上や「世界各国のYahooで従業員の減少に大きな歯止めがかかった」ことをアピールした。Mayer氏はさらに、特にモバイル市場における最近の製品展開にも満足感を示した。
Mayer氏は、特にモバイル版Flickrアプリケーションの改良を取り上げ、これによってユーザーが毎日アップロード、閲覧、共有する写真の枚数が以前より25%増加したと述べた。
「これは、Yahooおよび当社の熱心なユーザーにとって大きな勝利だった」(Mayer氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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