BookLiveは4月11日、「電子書籍体験アンケート」の調査結果を発表した。電子書籍ストア「BookLive!」の体験イベント来場者を対象に実施した。
調査によると、電子書籍を利用したことがある人は44%、ない人は55%で、利用したことのない人が半数以上を占めた。電子書籍の利用経験のない人にイベントを通じて「電子書籍を利用したいと思ったか」と質問すると、89%が「利用したい」と回答。理由としては「何冊持ち運んでもかさばらない」「ちょっとした空き時間に読書しやすい」「端末にすべて入るので部屋が片付く」などが上位に挙がった。
利用したいシーンとしては、通勤通学や移動中、空き時間といった隙間時間での利用が上位を占めた。現在主流となっている利用端末がスマートフォンであることを反映したものとみられる。一方で、利用したい端末としてはiPadが40%と最も多く、今後はタブレット端末の普及促進で自宅リビングなどでの利用が増えるとみられる。
紙の本を平均して月に2冊以下しか購入しないと回答した人のうち、「今後、電子書籍を利用したい」と回答した人は79%。普段紙の本を読まない層に、より手軽に読書を楽しめる電子書籍という新しいスタイルを提案することで、潜在ユーザー掘り起こしの可能性があるとしている。
自由回答では、「意外と簡単」「意外と便利」と、これまで電子書籍に抱いてきたイメージと、実際体験してみてからのイメージに大きな差があり、実際に体験することで紙の本とは違う電子書籍ならではの利便性を理解できた、という声が多く挙がったという。
調査は3月27~29日に、イベントに参加したのべ2400人のうちサービス概要を聞いた人を対象に実施された。回答数は1446件。
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