サンフランシスコ発--Twitterの最高経営責任者(CEO)Dick Costolo氏は米国時間10月17日、当地で開催のWeb 2.0 Summitに登場し、さまざまな話題について語り、創設5年の同社が掲げるゴールについても包み隠すことなく話をした。
Costolo氏は、「われわれは、非常に高い志を持っている」とJohn Battelle氏(Web 2.0 Summitを後援するFederated Mediaの創設者)に述べた。「全世界におけるコミュニケーションすべてをカバーする仕組みの一部になりたいと思っており、地球上にいるすべての人にリーチできると考えている」(Costolo氏)
Costolo氏によると、そのゴールによりTwitterは、同氏が「それ自体を目的とする」ソーシャルと評する、FacebookやGoogle+が達成しようとしているものと一線を画しているという。
もちろん、同社が本当にすべての人にリーチできるのかといえば、これは誇張された表現だ。しかし、Twitterを取り巻く状況は注目に値する。
これらすべての成長とすべてのツイートは、おびただしいコンテンツのストリームを生み出す。そして、それは、Twitterにとって問題となる。これらツイートすべてをいかに意味あるものにし、非公開市場において同社が持つ約80億ドルという価値を支えるための事業に転換するかという問題である。
Battelle氏が、急激な成長について、「あなたにとっては最大の機会かつ問題でもあるのだろうか?」と問いかけた。
Costolo氏は「そうだ」と冗談っぽく答えた。
Costolo氏の説明によると、Twitterは、量に対応し、エンゲージメントを深めるための方法を考えることに注力しているという。「コンテンツを浮かび上がらせ、初めての人でも自分の世界そして全世界で起こっていることを発見できるようする必要がわれわれにはある」とCostolo氏は述べる。「信号から雑音を取り除くためだ」(Costolo氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」