Hewlett-Packard(HP)は米国時間10月3日、現金による株式公開買付けを通じてAutonomyの経営権を取得したことを明らかにした。
HPは、Autonomyの株式の87%以上を、1株あたり現金25.50ポンド(39.72ドル)で取得したという。
金額が高すぎるとアナリストらは冷ややかな見方をしているが、この買収によってHPは2万5000社の顧客を獲得し、またソフトウェア部門の強化計画を推進することが可能になる。
Autonomyは、非構造化データ管理のスペシャリストとされる企業だ。HPの最高経営責任者(CEO)を務めるMeg Whitman氏は、Autonomyの買収によりHPは「この種のデータを管理し、そこから意味を抽出して、知見の獲得や予測、優れた意思決定に役立てる」ことが可能になると述べている。
Autonomyの現CEOであるMike Lynch氏は今後、Whitman氏の直属となり、引き続き事業を統括する。なおLynch氏に対しては、OracleのCEOであるLarry Ellison氏から非難の声が上がっている。Ellison氏によると、AutonomyはOracleにも買収を持ちかけていたとのことだが、Lynch氏はこれを否定している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」