PreCentral.netが米国時間9月3日の記事で報じたところによると、Hewlett-Packard(HP)は「webOS」事業を分割し、ソフトウェア事業を別部門に移管する予定だという。
同記事は、旧Palmが2つに分割され、それぞれHPの別部門の管理下に入ると伝えている。今回の報道に先立ち、HPは8月18日に行われた決算発表の電話会見で、タブレット「TouchPad」およびスマートフォン「Palm Pre」をはじめとするwebOSのハードウェア事業を閉鎖すると発表していた。
記事では、開発の中止を免れたwebOSについて、HPのOffice of Strategy and Technology(OS&T)に移管され、同社のエグゼクティブバイスプレジデントを務めるShane Robison氏の指揮下に入るとして、Robison氏およびPersonal Systems Group(PSG)の責任者を務めるTodd Bradley氏による社内メモを掲載している。
一方、HPが閉鎖を表明したハードウェア事業は今後もPSGに残り、Stephen DeWitt氏(PDF)の指揮下に置かれるという。
同記事は、PC製品が主体のPSGから切り離すことによって、webOSソフトウェア事業のスピンオフを進めることができるだろうとの見方を示している。IDCのアナリストであるBob O'Donnell氏によると、スピンオフが実現した場合、Todd Bradley氏がwebOSソフトウェア事業を率いるのではないかという。
今回の報道について、HPから直接のコメントは得られなかったが、同社の関係者は9月3日、米CNETに対し次のように述べた。「当社は2011年第4四半期にwebOSハードウェアの開発を中止することをすでに表明しており、同ソフトウェアプラットフォームの価値を最適化する選択肢を評価しているところだ。われわれは現在、このプロセスを進めている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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