中国は、政府が支援する研究機関の開発したCPUを、2011年末までにテスト用スーパーコンピュータに組み込む計画だ。
「Loongson」(竜芯)マイクロチップを搭載した高性能コンピューティングシステム「Dawning 6000」(曙光6000)は今夏にも完成予定だと、中国政府の機関紙である人民日報のオンライン版が報じている。
Dawning 6000は最大1万基のLoongsonマイクロチップを搭載する予定で、最終的には1秒間に1000兆回以上の浮動小数点演算(1000兆回は1ペタFLOPSに相当)を行える処理能力に達する見込みだと人民日報は伝えている。
なお、同じく中国のスパコン「Tianhe-1A」(天河1号A)は2010年11月発表の世界スーパーコンピュータランキング「TOP500」で首位に立ったが、こちらはベンチマーク速度が2.5ペタFLOPS、理論ピーク性能が4.7ペタFLOPSとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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