Lenovoは第4四半期(2010年1月〜3月)、PC出荷台数の増加により、黒字を回復した。
香港を拠点とするLenovoが現地時間5月27日に発表した第4四半期の決算報告によると、純利益は1300万ドルで、前年同期の損失2億6400万ドルから回復した。第4四半期の売上高は43億ドルで、前年同期の27億ドルから56%増加した。
同社は黒字回復の理由として、消費者と法人の両方でPC需要が好転したことを挙げている。第4四半期、Lenovoの世界PC出荷台数は前年同期比で59%増加し、業界全体の成長率である27%を上回った。これにより、LenovoはPC出荷台数ベースで競合他社を4期連続で上回ったことになる。また、2期連続で、上位5位のPCメーカーの中で最も高い成長率を記録した。
業績の回復に最も貢献したのはLenovoのノートPCで、第4四半期の総売上高の約62%を占め、売上高は27億ドルにのぼった。同社のノートPC出荷台数は前年同期比で76%増加。これに対し、業界全体の平均成長率は40%だった。Lenovoは「Y460」と「Y560」、新しい「ThinkPad Edge」と「X100e」など、1月のConsumer Electronics Show(CES)で発表したいくつかの新ノートPCの販売が好調だったと報告している。
デスクトップも堅調で、前年同期比41%増となる15億ドルの売上高を記録した。
Lenovoの需要が最も強いのは相変わらず地元の中国で、同国における四半期の売上高は67%増加し、世界全体の売上高の45.3%を占めた。インドや東南アジア、中南米といった新興市場での売上高は世界全体の売上高の17.2%を占めたが、米国などの成熟市場での売上高は全体の売上高の37.5%を占めた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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