米航空宇宙局(NASA)のWide-field Infrared Survey Explorer(WISE)は米国時間1月14日、赤外線を用いた全天の走査を始めた。それ以来、25万枚以上の原画像が地球に送信されている。このたびNASAは、「か細い彗星、爆発する星形成雲、雄大なアンドロメダ銀河、はるかかなたの数百の銀河の集団」を含む6枚のサンプル画像を公開した。
NASAによると、このミッションの目的の1つは数十の新しい彗星の位置を特定することであり、これには「太陽の周りを回る地球の進路にある程度近づく軌道に乗っているものも含む」という。またWISE望遠鏡で、小惑星や、褐色矮星という低温の星を特定することが期待されている。
この望遠鏡は、装置を冷やすのに必要な極低温の冷却剤が2010年10月に尽きるまでに、合計で全天を1回と半分走査し終えるとみられている。
WISEが撮影したこの写真では、サイディングスプリングという彗星が空を横切っているように見える。サイディングスプリングはC/2007 Q3とも呼ばれ、2007年にオーストラリア人によって発見された。
NASAによると、サイディングスプリング彗星は、太陽系の外側にある球状の彗星の集まり、いわゆるオールト雲で数十億年を過ごしたのち、2009年10月7日に地球を通過した際、地球から1.2天文単位の距離まで接近したという。この彗星は結局、オールト雲の外に向かって向きを変えた。
提供:NASA/JPL-Caltech/UCLA
米航空宇宙局(NASA)のWide-field Infrared Survey Explorer(WISE)は米国時間1月14日、赤外線を用いた全天の走査を始めた。それ以来、25万枚以上の原画像が地球に送信されている。このたびNASAは、「か細い彗星、爆発する星形成雲、雄大なアンドロメダ銀河、はるかかなたの数百の銀河の集団」を含む6枚のサンプル画像を公開した。
NASAによると、このミッションの目的の1つは数十の新しい彗星の位置を特定することであり、これには「太陽の周りを回る地球の進路にある程度近づく軌道に乗っているものも含む」という。またWISE望遠鏡で、小惑星や、褐色矮星という低温の星を特定することが期待されている。
この望遠鏡は、装置を冷やすのに必要な極低温の冷却剤が2010年10月に尽きるまでに、合計で全天を1回と半分走査し終えるとみられている。
WISEが撮影したこの写真では、サイディングスプリングという彗星が空を横切っているように見える。サイディングスプリングはC/2007 Q3とも呼ばれ、2007年にオーストラリア人によって発見された。
NASAによると、サイディングスプリング彗星は、太陽系の外側にある球状の彗星の集まり、いわゆるオールト雲で数十億年を過ごしたのち、2009年10月7日に地球を通過した際、地球から1.2天文単位の距離まで接近したという。この彗星は結局、オールト雲の外に向かって向きを変えた。
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