パイオニアは12月3日、中国の電気量販大手の蘇寧電器とホームエレクトロニクス事業で提携契約を交わしたと発表した。中国市場における強化・成長を目指す。
今回の事業提携契約は11月20日に締結したもの。(1)蘇寧電器の中国市場における強力な販売チャネルと販売インフラ・ノウハウを活用した、パイオニアAV商品の販売拡大、(2)パイオニア協力のもと蘇寧電器が開発する薄型テレビの中国国内におけるブランド使用許諾――を提携目的としている。
蘇寧電器は、2001年に設立した大手電気量販店。中国各地に約900店舗を展開している。今回の提携によりパイオニアは、極めて重要な市場と位置づける中国での売上、利益の拡大を加速するとのこと。
パイオニアは、現在他社との業務提携、協業を積極的に推進しており、三菱電機とのカーナビプラットフォーム共同開発、シャープとの光ディスク合弁会社の設立、中国・上海汽車工業との合弁事業と、3つのアライアンスを進行中だ。一方、蘇寧電器は6月に家電量販店のラオックスと資本業務提携を締結している。
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