サイバーエージェントは11月13日、2009年9月期通期連結決算を発表した。インターネット広告代理事業が景気悪化の影響を受けたものの、注力してきたメディア事業「Ameba」が好調で、売上高は前期比7.8%増の938億9700万円となった。
営業利益は前期比3.1%減の44億8300万円、経常利益は同3.6%減の43億4700万円、当期純利益は23.1%増の12億6800万円だった。
アメーバブログやアメーバピグ、プーペガールなどを含むAmeba事業の売上高は55億2600万円(前期35億7100万円、54.7%増)、営業損失は5億2900万円(前期17億5800万円の損失計上)となった。
Amebaの9月のPV数は107億9000万PVで、前年同月の56.2億PVと比べて約2倍の規模。アメーバピグなどでユーザー課金に取り組んだことで、第4四半期(2009年7月1日から9月30日)には、ついに四半期で黒字転換した。Amebaの第4四半期の売上高は17億3100万円だった。
広告代理事業とSEM事業などを含むインターネット広告代理事業は売上高413億5600万円(前期比0.7%減)、営業利益5億5900万円(同14.4%増)だった。
シーエー・モバイルグループを中心としたモバイル広告、ECナビの価格比較サイト、ジークレストのオンラインゲーム課金、サイバーエージェントFXの外国為替証拠金取引などを含むメディア(広告・課金・コンテンツ)事業は、売上高330億2000万円(前期比21.0%増)、営業利益41億9400万円(同1.5%増)だった。
サイバーエージェントは11月5日に、子会社ネットプライスドットコムの株式の一部を譲渡し、2010年9期より持分法適用子会社とした。今期業績の見通しは、ネットプライスドットコムを除いた増減率で、売上高850億円(前期比5.3%増)、営業利益60億円(同42.6%増)、経常利益58億円(同42.4%増)、当期純利益25億円(同111.7%増)としている。
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