Cisco Systemsは米国時間10月27日、ウェブベースのセキュリティソフトウェアを手がける非公開企業、ScanSafeを約1億8300万ドルで買収する計画だと述べた。
全額現金で支払われ、リテンション(人材保持)をベースとするインセンティブも含む今回の買収は、Ciscoの会計年度2010年第2四半期(2010年1月締め)に手続きが完了する見込みだ。
ScanSafeが提供するクラウドベースのソフトウェアサービスを使うと、顧客はアプリケーションをオンデマンドでライセンスできるようになる。クラウドベースのサービスでは、顧客はソフトウェアのライセンスを購入してソフトウェアアプリケーションを自ら管理する必要がないので、費用の節約につながる。
ScanSafeの技術は、2007年にIronPortを買収した際に追加した機能を拡大するのに役立つだろう、とCiscoは述べた。Ciscoはまた、同社の「AnyConnect VPN Client」にScanSafeのサービスを統合し、セキュアなモビリティソリューションを提供することを計画している。さらに同社は、ScanSafeのデータセンターを利用して、新しいクラウドセキュリティサービスを提供する予定だ。
Ciscoは、小休止の後でその買収戦略をステップアップさせた。Ciscoが2009年10月に発表した買収はこれが3件目となる。10月13日にはワイヤレス機器メーカーのStarent Networksを29億ドルで、10月1日にはノルウェーのビデオ会議機器メーカーであるTandbergを30億ドルで、それぞれ買収する予定だと発表した。最高経営責任者(CEO)のJohn Chambers氏は、さらなる買収を検討中だと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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