News Corp.傘下にあるMySpaceの最高経営責任者(CEO)、Owen Van Natta氏は米国時間8月19日の電話会見で、17日になって報じられていたiLike買収について「契約を結んだ」ことを認めた。
iLikeの共同創設者は同社にとどまり、シアトルにある本社もそのまま残ることになっており、iLikeのサービスは短期的には「買収の影響を受けない」という。
電話会見でVan Natta氏は、今回の買収は大手音楽レーベルとの共同事業である「MySpace Music」部門のためというよりは、企業としてのMySpaceのために行ったものだと説明し、その理由として、同社がその技術をゲームやさらには映画など、音楽以外のエンターテインメント分野に拡大させる予定である点を挙げた。同氏はiLikeが構築した「発見」技術を取り上げ、MySpaceの既存サービスの一部に組み入れていく計画だと示唆した。
買収契約の条件は明らかにされなかったが、広告収入で音楽をストリーミングするiLikeのモデルは投資者が期待したしていた利益をあげられておらず、総額で2000万ドル前後と、かなり低い買収価格になったのではないかと報道されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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