1月から医療休暇を取っていたAppleの最高経営責任者(CEO)、Steve Jobs氏が米国時間6月29日、正式に業務に復帰した。
Bloomberg.comの報道によれば、「Steve(Jobs氏)は業務に復帰した」と、Appleの広報担当Steve Dowling氏が明らかにしたという。同記事はまた、Jobs氏は今後、カリフォルニア州クパチーノにあるApple本社に「週に2、3日」勤務し、他の日は自宅で仕事をすることになるとも伝えている。
Jobs氏は当初、ホルモンバランスの不均衡の回復に専念するために職場を離れたと言われていた。しかし、4月には、Jobs氏はテネシー州の病院で肝臓移植手術を受けていた。Jobs氏が留守の間、Appleの最高業務責任者(COO)であるTim Cook氏が、Appleを運営するための日常業務を指揮した。また、Appleの製品発表イベントでは、マーケティング担当シニアバイスプレジデントを務めるPhil Schiller氏がJobs氏の代わりに基調演説を行っており、ごく最近では、Worldwide Developer Conference(WWDC)でも講演している。
創設者であるJobs氏がいない間も、Appleが動揺することはなかったようだ。Appleは、「iPhone OS」の最新アップデートと最新機種の「iPhone 3GS」をともにリリースし、株価はJobs氏の一時休暇が発表されたときの85.33ドルから大幅に上昇し、6月26日の終値は142.44ドルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」