Appleの小売グループは、2009会計年度第2四半期(2009年1-3月期)の間にフルタイム換算で約1600人相当の従業員を削減した。
経済情勢を考えるとAppleの第2四半期の業績は好調だったが、第2四半期における小売部門の店舗あたりの平均売上高は、前年同期の710万ドルから減少して590万ドルであったため、同社幹部らは不況の影響を受けていると指摘していた。小売部門の総売上高は17億4000万ドルとわずか1%の増加にとどまり、2008年から新規店舗数が45店もあったことを考えると、確かにそうである。
SECへの報告書によると、Appleの小売部門の従業員は現在、同社第1四半期末の1万5600人から減少して、フルタイム換算で1万4000人であるという。2008年終わりには、Appleが来たるべき景気後退に備えてパートタイム従業員の労働時間数を削減する手段を模索していると報じられていた。
Appleは同四半期中に1店舗しかオープンしていない。1月には2009年の出店数を見直す計画を明らかにしている。これは経済情勢を見れば、賢明な判断だろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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