インテル、第1四半期決算を発表--55%減益ながら「PC販売は底入れした」

文:Brooke Crothers(Spacial to CNET News.com) 翻訳校正:湯本牧子、高森郁哉2009年04月15日 11時35分

 Intelの2009年第1四半期における純利益は前年同期比で約55%減少したが、同社の最高経営責任者(CEO)を務めるPaul Otellini氏は、PCの販売が底入れしたと述べた。

 純利益は前年同期の14億ドルから減少し、6億4700万ドル(1株あたり11セント)となった。売り上げは、前年同期に計上した97億ドルから26%減少し、71億ドルとなった。ウォール街の予測では、売り上げが70億ドル、1株あたりの利益が約3セントだった。

 Otellini氏は声明の中で、「われわれは、PC販売が第1四半期の間に底入れしたこと、そして業界が例年通りの季節的傾向に戻りつつあることを確信している」と述べた。

 Intelはまた、現時点で2009年第2四半期の売上予測を示さないことを明らかにした。

 「経済の先行きが引き続き不透明な状況にあることから、当社は現時点で売上予測を公表しない。社内の目標としては現在、第1四半期からほぼ横ばいの売り上げを目指す計画を立てている」

 Intelの2009年第1四半期決算におけるその他の要点は以下の通りだ。

  • 重要な指標である粗利益率は、2008年第4四半期の53.1%から減少し、45.6%だった。
  • 2009年第2四半期の粗利益率は、40%台半ばになると予測されている。
  • 「Atom」プロセッサおよびチップセットの売り上げは、前期比27%減の2億1900万ドルだった。
  • すべてのマイクロプロセッサにおける平均小売価格(ASP)は、前期比でほぼ横ばいだった。
  • 2009年通期の設備投資額は、2008年からわずかに減少すると予想される。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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