読者の皆さんは、本物のスペースシャトルが欲しいと思ったことはあるだろうか?
もし、皆さんが「教育機関や科学博物館などに該当する団体」に属しているならば、米航空宇宙局(NASA)が、2010年のスペースシャトル計画終了後、特別に何かを用意してくれるかもしれない。
NASAは米国時間12月17日、情報提供依頼書(RFI)を公開し、計画終了後のスペースシャトルオービタとメインエンジンの使い道について意見を募集した。
NASAのOffice of Infrastructureが提出したRFIが意見を求めているのは、特定団体に属する職員や意思決定者からで、その特定団体とは、博物館、科学センター、公共機関などの教育または教育活動に従事しており、宇宙開発機材や全国的認知を得ている歴史的遺産の一般公開に経験がある団体、とNASAはリリースで述べている。NASAは、RFIで集められた情報を基に、2機のスペースシャトルオービタと最低6基のシャトルメインエンジンの展示「キット」について、最終的な配置計画を策定する予定だ。
NASAによると、この施策の目的は、公共機関などがシャトルやエンジンの展示に適した資質である資金集めの能力などを持っているかを見極めることにあるという。
興味がある場合は、米国時間2009年3月17日までに応募する必要がある。
ただし、恐らくNASAとしては、シャトルを受け取った団体によるシャトルの再打ち上げを希望しておらず、シャトルを届ける際に宇宙飛行士までも提供するつもりはないだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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