Microsoftは、データセンターにコンテナを利用するアプローチを一歩推し進め、データセンターを格納する建物自体をモジュール化する計画だ。
Microsoftは米国時間12月2日、ブログ投稿で、「Generation 4」(第4世代)のデータセンター構想について詳しく説明した。
「これは大きな前進であり、企業がデータセンターを建設しクラウドコンピューティングをサポートする方法を刷新するものになると、Microsoftは考えている」と、同社は声明で述べた。
Generation 4のコンセプトは、「Microsoftがシカゴのデータセンターで実現した革新に基づき、個々の輸送コンテナに最大2500基のサーバを格納して設置するものだ」と、同社の関係者は述べた。「コンテナの施設は、われわれが必要以上のサーバ能力を構築しないようにするのに役立ち、その一方で、データセンター建設にかかる期間を24カ月から12カ月に短縮できる」
この新しいアプローチは一歩進んで、機械、電気系統、セキュリティといったコンポーネント群のプレハブと、コンテナに格納されたサーバを組み合わせて、データセンターを建設する。このような施設なら、わずか3〜6カ月程度で設置でき、需要の増加に応じて拡張することも可能だ。
この方法により、設備投資は20〜40%削減されるだろう、とMicrosoftは述べている。
MicrosoftのMike Manos氏はブログ投稿の中でこう述べた。「簡単に言うと、われわれはHenry Ford氏の『Model T』の組み立て工場をデータセンターに当てはめようと努力している。われわれは、工場でコンポーネントを作ってもらい、それをすばやく1カ所(データセンターの敷地)に集めることを目指す。今日、コンピュータや自動車、あるいは航空機がどのように組み立てられているかを考えてみるといい」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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