米オンライン商戦--ブラックフライデー後の注目は「サイバーマンデー」

文:Erica Ogg(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年12月02日 16時46分

 ブラックフライデーは、多くの人が恐れていたほど悲惨な状況ではなかった(無論、Wal-Martの従業員がせっかちな買い物客に次々と踏まれて圧死した事件を除けばである)。

 この日、こと売り上げに関しては、小売業界に勢いがあった。全米小売業協会(National Retail Federation:NRF)の集計によると、感謝祭から日曜日までのオンラインショップや従来型店舗を訪れた買い物客の数は、2007年の1億4700万人から1億7200万人へと増加した。NRFは、2008年のホリデーシーズンの総売上は、前年比2.2%増の4704億ドルに達すると見ている。

 しかし、サイバーマンデーと呼ばれる12月1日は、小売業者にとって期待通りの日にはなりそうもない。小売アナリストらによると、現在の経済不況が消費者マインドに打撃を与えているため、2008年のホリデーシーズンはかつてないほど厳しいシーズンになると見られているという。

 昔からオンライン小売業者は、感謝祭後の最初の月曜日をサイバーマンデーと呼び、ホリデーシーズン中にオンライン上で買い物をするのに最適な日として推奨してきた。今のところ、12月1日午前0時に前日分の最後の注文がなされた後、どのような展開になるかはアナリストの間でも見解が分かれている。

 オンライン小売市場調査会社Coremetricsの最高戦略責任者(CSO)、John Squire氏は、「ブラックフライデーの売り上げが予想外に好調だったことは間違いない。しかし、その後の土曜、日曜には購買の勢いは低下し始めた」とし、「(従って)サイバーマンデーがブラックフライデーと同様に盛況になると指摘するのはためらわれる」と付け加えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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