文部科学省がネットいじめ、教職員向けに対応マニュアルを作成

 文部科学省は、深刻化するネット上のいじめ問題に対し、学校、教員向けの対応マニュアルを作成した。

 文部科学省では、これまでにも「学校裏サイト」に関する調査や、ネット上のいじめに関する啓発リーフレットを配布するなどさまざまな取り組みをしてきた。このほど作成された対応マニュアルは、同省内に設置された「子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議」において2008年6月に取りまとめられた報告書において提案されたことを受け、作成されたという。

 マニュアルは、ネット上のいじめを発見した場合の学校における対応手順をまとめた「マニュアル編」と、実際のネットいじめの例を紹介する「事例編」の2部から構成される。

 マニュアル編では、(1)掲示板・ブログ・プロフによるもの、(2)メールによるもの2つに分けて類型化。掲示板等への誹謗・中傷に対する削除依頼の方法や手順の具体的な説明や、児童・保護者への指導のポイント、チェーンメールへの対応方法などを解説している。一方、事例編では、マニュアル編で類型化した2つの分類を軸に15の事例が紹介されている。

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