ミクシィは11月5日、2009年3月期第2四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比18.9%増の29億3800万円、営業利益は同9.8%増の9億9100万円だった。
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」のモバイル広告やブランディングバナーの販売が好調で、売上構成比で85.9%を占めた。mixiの課金コンテンツは5.9%、求人サイト「Find Job!」は8.2%だった。
ミクシィ代表取締役社長 笠原健治氏は、景況感の悪化による広告市場への影響について、「業界別では人材系がシェア、全体額ともに調子が悪いが、化粧品、通販ほかが好調であるため、一部業種で広告出稿が減っているところもあるものの、総じて影響は少ないだろう」と述べた。
2008年9月30日時点のmixiのページビュー(PV)はPC版とモバイル版あわせて147.8億PV(PC版が49.9億PV、モバイル版が97.8億PV)。ユーザー数は1568万人で、3日以内のログイン率は約54%だった。ネットレイティングスのデータによれば、PC版の月間滞在時間は2時間22分だという。
ミクシィはmixiの成長戦略を、メディア力の強化、広告価値の最大化、収益モデルの多様化の3点に定めている。収益モデルの多様化においては、7月に有料サービスを含む音楽サービス「mixi Radio」、モバイルコンテンツ課金サービス「キャラクターミクコレ」を提供開始した。
笠原氏によれば、現在は新たにメッセージや日記をデコレーションできるコンテンツを開発中で、近日中に提供される予定だという。
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