Yahooの最高経営責任者(CEO)Jerry Yang氏とRoy Bostock氏に対する株主の支持率が、米国時間8月12日、投票の集計ミスを修正した結果、急落した。
8月1日の株主総会で経営陣に不満があり支持が保留された票は、同日の公式発表では、Yang氏に対して14.6%、Bostock氏に対しては20.5%だとされていた。
しかし、再集計により、支持保留票はYang氏は33.7%に、Bostock氏は39.6%に上方修正された。
この訂正は数値的には無意味で、「この集計ミスによって経営陣に対する投票結果が変わることはない」と同社は述べている。
しかし、定性的に見れば話は違ってくる。経営陣が再選されたにしても支持保留票は1つのメッセージを表しているからだ。不承認は、前最高経営責任者Terry Semel氏の辞任数日後に開かれた2007年の株主総会レベルにまで減少した。
集計ミスはBroadridge Financial Servicesが提出した票数に誤りがあったため。BroadridgeがYahooに提出したのは、Capital Research Global Investors(直近の集計ではYahooの株式の6.2%を保有)と関連グループCapital World Investors(同9.85%)の票だった。
Yahooは2007年からの再建途上にあり、この取り組みは2008年内も続く。株主が動揺するのも無理はない。
MicrosoftがまずYahoo全体、次に検索事業のみの買収に乗り出した結果、Yahooの株価は2月以降19.18ドルから30ドル台に上昇した。
しかし、買収が失敗に終わると(少なくとも現時点では)株価は以前の水準に戻っている。8月5日の終値は19.82ドル、時間外取引で数セント下落した。
また、Arthur Kern氏、Ronald Burkle氏、Gary Wilson氏に対する支持保留票も大幅に上方修正されている。各人に対する支持保留票の8月1日時点の発表値および8月5日の改訂値は次の通り。
Roy Bostock氏(会長):20.5%から39.6%に修正
Ronald Burkle氏:18.8%から37.9%に修正
Eric Hippeau氏:9.3%のまま(修正なし)
Vyomesh Joshi氏:7.1%のまま(修正なし)
Arthur Kern氏:22.1%から31.7%に修正
Robert Kotick氏:7.6%のまま(修正なし)
Mary Agnes Wilderotter:7.8%のまま(修正なし)
Gary Wilson氏:18.2%から27.7%に修正
Jerry Yang氏:14.6%から33.7%に修正
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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